不動産投資のきっかけ
【始まりは相続から】
親は普通のサラリーマンでしたが、自分が高校生の頃よりアパート4部屋・貸家1戸の大家業をはじめ、大学生終わり頃には一緒に白色申告を手伝ったりしていました。働き始めてすぐに親が亡くなり貸家1戸を相続することになったのが自分のスタート。なので、自分は相続される側から本格的に不動産を開始したことに。相続税を計算や登記の移転、団体信用保険にて残債0にする手続きをしたり、まあいろいろ大変。それ以来、資産を作るう上で『資産における最終的な出口戦略は死亡したとき』を意識し、行動するように。
【不動産に本格的に参入するにいたったmotivation】
勤務医の多くが感じるところですが、所得の増加以上に上昇する税金、子供の扶養控除の代わりの子供手当は減額、配偶者控除は受けられなくなり、給与所得控除は以前よりも減額し、相続したとはいえ貸家の不動産所得の40%くらいが税金にといった不条理を感じることが多いかと。収入をさらに安定させるには嫁の仕事復帰も考えたが、未就学児3人、お互い実家まで300キロ離れており気軽に孫の面倒はみてもらえず、休日も学会やら当直バイトやらでいないことも多いので、メリットよりデメリットの方がおおいと判断し却下。このままやられっぱなし(?)は悔しいと思い、これらを解決するためには事業規模で青色申告を目指すことにした。いろいろメリットはあるが、65万の青色申告の控除、配偶者控除が得られないので妻への青色専従者給与だけでとりあえず十分と判断した。地方勤務医で特に妻が専業主婦な場合は、事業規模の不動産賃貸業で青色申告を目指すのがいいだろう。
また、医療と金稼ぎを自分の中で分離させたかったという思いもある。やはり医者という職業についたのだから、稼ぎたいと思う気持ちよりも患者を治療し、自分の住んでいる地域に貢献し、研究等でも医学に貢献したいという思いを大切にしたかった。自分の中でお金を稼ぎたいというベクトルと医者として働くベクトルの方向は必ずしも一致しないと感じ、そのジレンマを解消する意味でも不動産投資を初めてよかったと思う。