NやCOIの大切さ
こんにちは。t-nakaです。マジで何も動きがなく、横道にそれます。youtubeやtwitterでいろいろな意見が飛び交う昨今ですが、情報発信のタイプについて分けないといろいろ誤解があるかなと思い、文字に起こしてまとめてみようかと思いました。
まずはNですが、医療者はわかると思いますが、サンプル数のことです。そして、発信側と受信側のNも重要で一対一なのか、多対一なのか、多対少なのか、いろいろなパターンが想定されます。例えば大卒は高卒より生涯収入が高いという情報発信はN=かなりの数ですが、いや高卒でもかなり高収入な人を自分は知っているという情報発信はN=1~少数になります。某えもんが東大なんて簡単に入れるという情報発信はあくまで自分を基準に話しているので発信側のN=1~少数でこれ自体はわるくないと思いますが、問題は受診側のN数だと思います。これをN=国民全体で論じるとおかしいということになると思いますが、N=超有名進学校であれば、適切な情報発信なのかもしれません。なので、情報発信者のsourceがN=いくつなのか、情報発信者はどういったN数に情報を発信しているのかを見極め情報を整理し、いかに膨大な情報から自分に適した正確な情報をpick up するのが重要ですね。
あとはCOI利益相反といいましょうか、利害関係でもいいかもしれません。テレビのコメンテーターはテレビ局からお金を貰っているので都合のいいことしか言わないだろうし、産業医も企業からお金を貰っているので、そこを悪くいうことは通常ありません。一部のほんとに自由な人や金持ち以外は利益相反は多かれ少なかれあるんだなと思います。なので、その程度の具合がどこまでで、それによって発信情報がどこまでゆがめられるかを見極めることが重要ですね。
ただ、ここ数年こういったことも考えるようになり、ようやく社会とはこういうものだと自分なりに定義するようになってきた。ようやく社会人になったのかな…。