青色申告 part2
久しぶりの試験に合格し、ほっとしていますt-nakaです。
青色申告の続きです。今回はお金以外のことについて思ったことを記載していきます。
【手間】
青色申告の手続きや毎年の年末調整などはわかりやすいサイトがあるので、それを参考にすれば誰でもできるし、初年度さえ押さえれば控えがあるので翌年以降はそれを模倣してやればいいだけ。会計ソフト(1万/年)を使用すれば、複式帳簿をつけることに関しては苦ではない、領収書なのどの管理が重要。購入や売却時などの帳簿付けもサイトに書いてあるので参考にすれば問題なし。とそこまで大変ではなかったのがやってみての感想です。
また、医療過誤に比べれば、ミスしたところでペナルティーに関してはたかがしれているので、気楽にできる。
【他、よかったこと】
複式簿記を自分でやってみて、会計の基礎であるB/S (Balance sheet:貸借対照表)とP/L (Profit & Loss statement:損益計算書) を実感できることはよい経験になった。特にB/Sは白色申告にはない概念なので非常に勉強になった。また、領収書などの管理も以前よりしっかりするようになり、お金の流れをより簡潔かつ明確にするように意識するようになった。
特に医療関係者は売上や資産などの経理面に関しては疎いことが多い。役に立つかどうかもわからない英語論文執筆に時間を割くよりもすぐに実益になることを勉強することは非常に楽しかった。
【小括】
このように自分にとっての青色申告のメリットとは税制面と会計について学べたことである。税制面のメリットを一番に享受できるのは事業規模を満たす程度で、アパートをこれ以上増やしても、専従者給与や青色申告特別控除が増えるわけではない。所得を増やしても税金でもってかれるだけなので、2棟目以降はよほどよい物件でない限り購入はしないこと、あまり焦らずに進めていこうと思った。むしろ、物件だけでいったら1棟目はそこまでよい買い物をしたかといったら、いまとなっては微妙だしね…。