勤務医の働き方による不動産投資の違いを考えてみる。
こんにちは!t-nakaです。今回は自分が非正規雇用から正規雇用に変わってみて勤務医の立場の違いや目指すところにより不動産投資の戦略が大きく変わるのではと思いましたので、考察したいと思います。
【①就業規則の厳しい公立病院や大学病院などの正規職員】
白色申告であれ、青色申告であれ、事業規模になると兼業届が必要なります。もちろん資産管理会社を設立しそこの代表になるのは難しいかと思います。なので、a) 10室、5戸、年間家賃収入500万以下でこじんまりやるか、b) 個人事業主となって管理を委託してやるか、c)親族(配偶者)を代表としてやるかになります。おそらく最初から b)、c)はハードルが高いのでa)⇒a)のまま or b)、c)になるかと思います。ここが不動産投資を始める際の壁の次の壁になると思います。自分の勤務先との兼ね合いもあるので難しいところです。あくまで個人的な意見になりますが、いきなり数億の物件を買ってなら、c)で、特にパートナーが非常勤医師とかで収入があり、問題なく代表になることができるならこれが一番いいかもしれません。元々自分の給与から社会保障費を支払っているわけでそういった場合はb)にする旨味が思ったよりないからです。やはり物件が大きくなればなるほど会社設立の方がよさそうですしね。少しずつ物件を増やして、また配偶者を扶養に入れたままを目指すならb)になろうかと思います。パートをしているならそのまま働いてもらえばいいし、専業主婦であれば青色専従者にすることも可能です。この際に収入を130万以下に抑えておけば勤務先の扶養に入ったままでもできます。それに加え中退共に加入すれば月3万までの退職金の積み立ても可能になります。経費として150万以上計上できますので、黒字の圧縮に十分貢献できます。しかし一つ問題としてはそれだけ黒字が少ないということは、事業としての銀行からの借り入れなどがしにくくなる恐れがあります。どんどん借り入れをして急速な規模拡大を目指したい人は不向きかもしれません
【②就業規則のゆるい病院や非正規職員(非常勤医員やフリーランスなど)】
なんでもありだと思いますが、将来的に①を目指す方は①で書かれたことを注意して行わないといけないといけないかもしれません。もし自分がこの立場で個人的にやってみたいこととしては、会社を設立して物件を大量に購入していくスタンスで決して妻を連帯保証人にしないでやる方法です。自宅などの資産はなるべく妻名義にして、自分名義の資産を持たずに万が一自己破産しても家族には資産が残る形ができないか探っていくかと思います。倒産/自己破産しても自分に資産がなければダメージは少ないですし、医師免許がある以上は健康な体と精神があれば高所得者であることに変わりありません。
【③開業医】
開業医になるつもりがないので税制面などはよくわからないですし、家族を従業員にという発想も開業医では当たり前だと思うので特にこれと言って。ただ、開業の方でも借り入れを念頭にする場合は不動産投資の借り入れ額についても考えていた方がいいかもしれません。無限に貸してくれるわけではないと思いますから。
どこに住もうが、どのように働こうが、自分に合った最適解を見つけなくてはいけないのが不動産投資の面白いところだと思います。その点、株式などは立場にあまり左右されずに普遍的な要素が多いので様々なブログは役に立つと思いますが、自分も含めて不動産は個々人の症例報告レベルということです。