医師と不動産投資
暑さが続き、うんざりしているt-nakaです。
今回は不動産投資の実例ではなく、自分が思ったことについて書いていきます。
【不動産投資をやってみて】
医師であれば休日の24h日当直であれば、救外がない寝当直であれば11万、救外対応があるところで20万くらいもらえる。億の物件を買うならともかく、自分が購入する3000万-5000万で土地価格が8割、利回り10%強くらいの物件で満室であれば、諸経費を引いて月に10万のプラスがあるかないか。修繕費がかさむと実入りが少なく、持ち出しさえなければいいかなとまで感じるようになる。借入期間は20年なので、とりあえずまず10年のような感じ。このように不動産の不安を抱えながら一棟あたり月に5万~10万増えたとしても大して増えている気がしない。ただ、確定申告を行うたびに負債が減っているのをみると、実入りは少ないけども純資産は増えているのかなと思うくらいである。
医師はサラリーマンにはないバイトで比較的簡単に副収入を得られるので、副収入を得たいのならそっちの方がリスクもないし、楽に稼げるだろう。ただ、貴重な時間をお金に変えて、しかも、そのお金の半分近くが税金でもってかれるが…。なので、節税できしかもキャッシュフローがプラスでホールドしておけばいいだけと言われると不動産投資は魅力的にうつるだろう。
こういった背景があり、不動産投資のキャッシュフローで医師が満足するにはかなりハードルが高いと思う。本業をもつ方の投資の原則は余剰資金でやること、不動産であれば損切になったとしても生活に影響を及ぼさない範囲ではじめるのがセオリー。ただ、そのセオリーを守ると満足なキャッシュフローは厳しいというのがジレンマ。最近、中心部に1棟ビルが数億円で売りに出され、欲しいとは思ったが、そういった物件は次のステージにいかないと無理だな~と思いあきらめている。あくまで、少しずつ不動産を増やし、純資産を増やし、キャッシュを増やして軌道に乗って5年、10年経ってきたら億単位の1棟ビルを考えよう。
【医師で不動産投資をやるには】
医師であれば、銀行の信用もあり、収入もよいので不動産投資を始めることは簡単である。あとは不動産が好きで勉強できるかどうかが重要で、医師として高みを目指したように、不動産においても高みを目指そうという思いが大切。市況が~とかあるが、すぐに買おうと思ってもなかなか買えないのが不動産なので、やろうと思ったときが始め時。医師として働くように時間を拘束されることもないので、空いた時間に少しずつ色々やればよい。自分にとって不動産投資は趣味のようなもので、地歴や都市計画、人口推移、道路計画なども調べたりするのがとても楽しい。また、もともとギャンブルが好きで結婚してからは控えているのだが、物件を購入したときや修繕して入居がついたときは射幸心が満たされる(ちょっと危険な気がするが…)。自分はこんな感じの人間だが、中にはセミナーを開いたり、本を出したりする人もいるみたいで、不動産投資を通して医療以外にももう一つ世界をもつのは非常に面白いし、学ぶことも多いと思う。