持ち物件を再評価 part2
こんにちは、t-nakaです。さて持ち物件の再評価の続きになりますが、今回は建物の構造物に関して評価したいと思います。
持ち物件を再評価 part1
よく最近、建築費の高騰といわれますが、新築マンションの建設ラッシュが我が地方都市も相次いでいます。たしかに、以前よりマンション価格が上昇している気がする。ちょうど購入しようとしている分譲賃貸マンションが15年前で、前回の建設ラッシュ時、リーマンショック後でなかなか売れずにそのまま業者が賃貸として貸し出していたというところです。
果たして15年前に比べるとどの程度上昇しているのでしょうか。ここで参考に2つの指標でみてみます。
①建築工事費デフレーター 2015年を100
2004年 90→2008年 98 とリーマンショック前は上昇強く、→2012年 94とリーマンショック後はやや低下、2017年 102と少しずつ上昇し、2019,2020年 107とコロナで足踏みするも、2021年 113→2023年 124と大幅に上昇。
②建設物価指数 住宅 RC造 あくまで2点の比較
2005年 100→2007年 103と上昇後に→2012年 101と若干低下 →2015年 112と上昇
2015年 100→2020年 104→2023年 123 とコロナ前後で2割大幅上昇
上記二つを補正すると2007年(リーマンショック前のピーク、今回の分譲マンション築年時) 92→
2023年 123 と建築費が33%上昇、確かに部材の発達等での価格上昇もあるかもしれないが。。。
怖いのが、まだまだ建築費の上昇トレンドは変わらなそう、需要の上昇により値段が上昇していくのはイメージができたが、供給の低下により値段が上昇していくのは少子高齢化で労働人口が急減してくならではの現象だな。供給の低下での価格上昇だとますます貧富の差が広がっていきそうな気がする…
たしかに2割くらいマンション価格が上がっているような気がするのもうなずける。現在の状況で評価するか、それとも過去の価値で評価するかでだいぶ評価額も変わってきそうや。しばらくは地価と建築費のトレンドを見極める必要がありそうやねんな。