当直バイトあれこれ⑤:当直終了の知らせ(涙) part 1
こんにちは!t-nakaです。当直先から今後は介護医療院2型になるので土日の寝当直の病院が今年度で当直終了との連絡がきました。無念…年に額面200万くらいいただいていたので、手取り月10万減る換算になります。そこでいろいろと調べてみましたが、働き方改革と並行して療養型病院についても大ナタを振るっていたことがわかりました。
今後は寝当直病院そのものが少なくなり、そのしわ寄せで生き残った他の療養型病院の仕事量が若干増えてくるかもしれません。さらに少ないパイを取り合う事態になるかもしれません。寝当直という医師にとっておいしい部分がなくなるとなるとますます若手は厳しくなりますね…
すでに知っている人も多数だとおもいますし、一部、正確な情報ではないかもしれませんので、暇な病院で寝当直をしている方は確認のためにご自身で調べてみるといいかもしれません。
当直バイトあれこれ④
簡単な経緯ですが、今回連絡を受けたところは、半分が25対1の医療療養病床、もう半分が介護療養病床です。今後の医療政策として、軽症な医療区分Ⅰが多い25対1の療養病床(約6.6万床)、介護療養病床(約5.5万床)はR5年度までで、今後は20対1の療養病床か新たに設置される介護医療院に以降する必要があるようです。療養型の病院はいろいろと問題が多かったようで、勤務医にとってはありがたい存在でしたが、ついに消滅です。
介護医療院はⅠとⅡがあり、Ⅱになりますと医師の当直は不要になりますし、看護師の配置も緩くなります。多くの施設では介護医療院と20対1の療養病床が同一施設内にあるということになるのかと思いますが、今回連絡受けたところのように、常勤医が3名で100床も満たない療養型病院は介護医療院Ⅱ型にしてしまい、大変な患者は他の関連施設に回すことになるかもしれません。また、20対1の療養病床では医療区分Ⅰ以外の割合を増やさないといけないようです。厚労省の資料ですと、20対1は医療区分Ⅰは10%強、25対1は医療区分50%弱ですので、20対1の療養病床に変更となった病院ではいままで以上に大変な患者を引き受けなくてはいけなく、その影響はもちろん日当直医にもくるでしょう。
話は次回に続きます。
Comment
やはり今後は勤務医の年収が減ってくるのでしょうか。
寝当直がなくなったのは残念ですね。
私も地方で不動産投資をしながら、勤務医しております。
不動産に関して色々勉強させてもらってます。
はじめまして、えまおさん。
ブログを閲覧・コメントしていただきありがとうございます。
勤務医の給与に関しても、大きい経営母体の常勤医の給料は変わらないと思いますが、寝当直などの誰でもできるバイトは供給が減り、需要が増えるので給与は下がると思います。厚生労働省の働き方改革の資料も寝当直の扱いをどうするか考えているようでした。自分の地方でも最近の入局者は自分で寝当直バイトを見つけてきたり、すぐにやめてバイト医になったりとしていますし、65で定年した方が仕事先を斡旋してくれないかなど医局にお願いしにくることがあるので結構危機感はあります。ただ女性医師が増えるので、平日日中のおいしいバイトは喰われますが、意外と土日の仕事や寝当直の枠とかは残ってたりする可能性もあるのかなと思ったりもしています。