大学病院の若手給与あれこれ
こんにちは!t-nakaです。今回は少し道がそれますが、就業規則等をみる機会があったので、若手の給与についていろいろ確認してみました。あくまで地方国立大学病院の一例になりますが。
①医員:
大学より給与(固定給300万/年、時給は約1800円…)+時間外手当+特殊勤務手当(当直代等)プラス外勤です。働き方改革で時間外がでるようになったとは言え、その代わり労働時間も厳密になり、外勤に行きにくくなりました。
②パート:
時給1500円、以前と違って週3勤務でも20時間以上を満たせば社会保険にも入れるようになりましたし、大学での当直等、外勤についても自由。もちろん勤務時間外は付きますし、ほとんど医員とは待遇は変わりません。外勤の自由度から医員は全部パート雇用の医局もあったりします。
③特任助教
大学より年俸(500万弱/年)+特殊勤務手当、プラス外勤です。あくまで裁量労働制なので、外勤は行きやすくなりましたが、下手すると大学内でもかなり働かされてしまいます。また、臨床だけではなく、教育や研究も原則的にやることにはなります。
④病院専任助教
特任助教とほぼ一緒だが、教育は原則しないことになります。その分、臨床業務の比重が多くなったり、業績でも教育関連は評価しないことになります。臨床メインなら市中病院がいいのではというツッコミは…。
⑤助教
特任や病院助教との違いはやはり手当になります。初任給調整手当や扶養手当、地域手当、住居手当なども追加されます。個人的な話になりますが、初任給調整と扶養手当、地域手当で月10万を超えてきます。特殊勤務手当も10万越えなので、年俸として500万強ではありますが、もろもろで800万はいかないくらいでしょうか。おそらく正規・非正規の問題もこういった手当で本給ではそこまで大差ないように見えてもさらに差をつけられているんだろうなと思いました。
ほかにも助教は共済年金で、医員・パートは厚生年金ですが、特任や病院専任助教が年金もどうなのかは気になります。