リゾマンで2拠点生活のすすめ
こんにちは！不動産投資よりも地方のリゾマン知識の方が偏差値高くなったであろうt-nakaです。別荘やリゾマンなどをもって2拠点生活を悩まれている方について一助になればと思い記載します。私のような一労働者が2拠点生活をできる時代はバブル期のリゾマン群が終了したら、もう来ないと感じております。インバウンドの影響で宿泊費や食事も爆上がりで子供が多い場合は安価なリゾマンはいいです。
もちろん物件選びは大切ですが、私個人としては買うならなるべく早めに実行に移した方がよいと思います。理由としては以下の通り。
・建物の供給から考えてみますと、バブル期までの物件であれば、安価でだいたい築35年くらいのところが多いです。西日本だと結構古いものもありますが、建物としては50-60年くらい持ちそうな感じです。なので2040年～2050年くらいまででしょうか。
・人口動態の影響から需要から考えてみますと、リゾマンを購入する方をみているとやはり定年後が多い印象です。バブル世代～団塊Jrが定年を迎えたあとは急速に需要が縮小していくと思います。また、団塊Jrは氷河期世代なので、2拠点という余裕がある人もかなり少なくなっているかもしれません。そう考えると1970年生まれの人が70歳を迎える2040年頃以降は需要が急速に減る可能性があり、それまでにバブル期までの物件であれば売り抜ける必要があると考えております。とはいっても首都圏から土日で行きやすいところ、新幹線の路線だとわかりやすいのですが、熱海(東海道)、軽井沢(北陸)、那須(東北)などの需要はそこまで落ちないかとは思います。逆をいえば首都圏から土日で行きにくいところや首都圏以外のバブル期のリゾマンはまだまだ安価で購入できることが多いです。
・管理や周辺インフラから考えてみますと、管理に関してはある種の無償労働なので、団塊Jr以降の世代はそんな面倒なことをやってくれないと考えております。子供の保護者会などをみていてわかるのですが、そういったことに対して一生懸命になるのは団塊Jrくらいまでで、それ以降はなるべく貧乏くじを引かないように、規模もどんどん縮小といった感じなので、そんな人たちが主流になれば2拠点目の管理組合など言わずもがなでしょう。また、除雪をしている地域の方もほぼほぼ高齢者なので、地域のインフラという意味では10-15年くらいで終了になるかと思います。維持という観点からも団塊Jrあたりの健康寿命を過ぎるとどうしようもなくなるかと思います。
バブル期以降の次のリゾマンや別荘のターニングポイントはおそらくリーマンショック前後になると思います。この当時は我が地方都市でも都内の一流のデベロッパーがマンションを建てていた感じなので、地方も頑張っていた感じですが、それ以降は景気悪化と都市部への集中＆高価格帯へのシフトで一般人に手が届くものは無くなってしまいました。なので、個人的には今のリゾマンを売り抜けたら次はリーマンショック前後の物件になるのかとは考えております。首都圏からのアクセスが微妙なところであれば、以外と手の届きそうな値段でかなりいいものが見つかったりします。ということで、一労働者が普通の週末に別の場所で過ごせる時代もあと少しなんだな～としみじみ感じました。
